ヤブクグリ弁当部

弁当屋じゃないのだが。

ある日、牧野伊三夫がラフスケッチを描いた。昔、きこりが食べていたかも知れない想像の弁当「日田きこりめし」。ボランティアだけじゃ早晩息切れする。少しでも小銭を稼ごうという魂胆だった。手弁当を軽減する弁当というわけ。これがヒットした。

日田きこりめし

丸太に見立てた煮ゴボウを、日田杉でこしらえたノコギリで切って食べるという意外性。年を追うごとに人気が大きくなるロングセラーの秘密は、実はしっかり考え込まれた素材と味。地元産にこだわり、度重なる試食を経て完成した。

三隈川いかだすし

ビキニ姿の河童のポスターが衝撃だった「三隈川かっぱめし」、人気の日田きこりめしの陰に 隠れて、いまひとつ広まらなかった。これではならじと令和4年からリデザイン開始。かっぱめしの雰囲気を継承しつつ、令和5年夏に完成した。

日田きこりめし、三隈川いかだすし共に、ご予約は前日までにこちらから
寳屋 本店 〒877-0013 大分県日田市元町13-1 TEL. 0973-24-4366


◎箸袋アーカイブ …それは新聞だった。
日田きこりめしの箸袋は幅が広い。ノコギリが入っているためだが、そこには「いま、森を見よ!」の大見出しの下、記事が載っている。新聞記者だった(当時)会員の川崎弘が書き始 め、いまも不定期で更新。以下、過去の記事一覧。